東レ、排出削減のための新しい膜モジュールを開発
Aug 13, 2023
東レ株式会社は、食品・飲料製造やバイオテクノロジーによる精製・濃縮プロセス向けに、新しい中空糸型限外濾過膜モジュールを開発し、サンプル供給を開始しました。
このモジュールは、食品生産部門の従来の熱濃縮プロセスからの CO2 排出量よりも 80% 以上低い CO2 排出量を達成することで、エネルギーを節約し、カーボンニュートラルに貢献します。
東レは、水処理で培った高強度中空糸膜の技術を活かし、アウトサイドイン型クロスフローろ過設計を採用した新モジュールを開発しました。 クロスフロー濾過は一般的な技術で、飼料が膜表面と平行に通過し、濁りが蓄積するのを防ぎます。 この設計による圧力損失は、食品会社が通常使用しているインサイドアウトタイプのわずか3分の1です。 したがって、通常の膜では困難である、濁度の高い液体や粘稠な液体の濾過と濃縮が可能になります。 東レの新しいモジュールは、必要なモジュールの数を減らし、必要なスペースを半分にし、洗浄コストと設備コストを 20% 以上削減する可能性がある大面積膜技術も特徴としています。 このモジュールは蒸気 (125°C) および熱水 (90°C) 環境で優れた性能を発揮し、加熱滅菌と高温濾過を可能にします。
東レ株式会社は、食品・飲料製造やバイオテクノロジーによる精製・濃縮プロセス向けに、新しい中空糸型限外濾過膜モジュールを開発し、サンプル供給を開始しました。